今回は、下地を施した支持体と道具の紹介と解説をしていきます。
参考にしてください。前編と後編で説明します。
まず前回までの復習をしておきます。
そして、前回でも話しましたが下地は料理の下準備のようなもので必須工程なので、今回わたしの使用している道具を紹介していきながら説明していきます。
下地を施した支持体の紹介
下の写真が、今回紹介する私のキャンバスとパネルのストックになります
私自身で、下地を施したものになります。では個別に説明していきます。
綿布タイプ マグネットキャンバス
綿布タイプで、さらにマグネット式という特殊な支持体です。
クサカベの軟練りタイプのジェッソを刷毛で塗ってます。
綿布タイプ 異形キャンバス
こちらも、綿布タイプの簡易キャンバスです。
ハート型や立体的な形のものなど、様々な形があります。安いだけあり、簡易な作りで、ホッチキスで木枠に止めてあります。保存性に若干の不安ありです。クサカベの軟練りタイプのジェッソを、ペインティングナイフで厚めに塗ってあります。下地をしっかり施しただけで、支持体の価値が上がります。
麻布キャンバス 極細目
極細目の麻布キャンバスです。
麻布の極細目という事で、高級な部類です。セールだったので思い切って購入しました。通常の値段だったら買ってません。半吸収性のキャンバスでアクリル兼用です。
クサカベ軟練りタイプのジェッソをペインティングナイフで厚めに塗り、やすりで削って平滑な画面にしてあります。精密描写には最適なキャンバスに仕上がってます。写実系の人物画などに使えるでしょう。
クレサンジャパン 木製パネル
前回記事でも何度か紹介した、クレサンジャパンの木製パネルです。
下地には、ホルベインのジェッソS粒子タイプをナムラの刷毛で11層塗ってます。Sタイプは、一番粒子が細かいタイプなので細密画向きで平滑な画面をつくる事ができます。ジェッソの下地作りにおいては、次回の記事で工程を取り上げます。
下地を施す前に、水生のヤニ取りシーラーを刷毛で塗っています。ヤニ取りシーラーは、コーナンかアマゾンで売ってます。
※木製パネルはシナベニヤなので基本ヤニは出にくく、ヤニ取りシーラーを塗らなくても大丈夫です。私は念の為塗っております。
マルオカ製 木製パネル
次は、マルオカ製の木製パネルになります。
写真右側のパネルは、下描きのスケッチのコピーしたものをパネルに転写する段階です。
クレサンジャパン製に比べると、マルオカ製のほうが少し品質が良い気がします。ただ大差はありません。こちらも、ホルベインのジェッソS粒子タイプをナムラの刷毛で11層塗ってます。
使用した道具の紹介
下記に、使用した商品のリンクを載せておきます。個人的に下地関連は、画材屋ではなくアマゾンで購入しています。家に持ち運ぶ際重たいからという単純な理由です。
クサカベジェッソ軟練りタイプ
私は容器に入っているタイプより、このチューブタイプを好んで使用します。絞るだけで出てきて使いやすいと思います。
使用する前によくもんでください。使用後は空気が入らないように、ふたを閉めて保管しておきましょう。
ホルベインジェッソ
クサカベの軟練りタイプに比べて、少し水っぽいです。細かい粒子の為、細密画向き。
ペインティングナイフ
広い範囲に下地を塗る際に使用します。クサカベの軟練りタイプのような水っぽくないジェッソや下地材ですと刷毛より楽に広範囲に塗ることができます。少し厚めに塗る際にも便利です。
ナムラの刷毛
下地を塗る際に使用する刷毛で、抜け毛が少なく高品質な商品です。刷毛と言えばナムラ。
クレサンジャパン 木製パネル
マルオカ 木製パネル
水性ヤニ取りシーラー
木のヤニを防ぎます。下地を施す前にパネルの表面や側面に刷毛で塗ります。ただ、シナベニヤそのものがヤニが出にくい特性を持ち、あまり必要性は高くありません。
前編はここまでとなります。 次回は、少し具体的に、道具の使用法などもあわせて紹介していきます。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
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